ペンロボ屋さん開発ストーリー

手書きの温もりを、テクノロジーで届ける

デジタル全盛の時代、文字のやり取りは印刷やメール、SNSが当たり前になりました。
そんなある日、手紙を書いていて気づいたのです。

「手書きという行為そのものに、特別な価値がある」

特に日本語は、海外の英数字に比べて、漢字・ひらがな・カタカナといった多様な文字種が多い。
そのため、筆跡や文字レイアウトに個性が出やすく、受け取った方の印象は良い。
そこに手書きの価値がある。手書きの印象はビジネスにも役に立つと感じました。
しかし、書いていて思います。やっぱり手間はかかってしまう。
そこで、これまでのITによる業務効率化の経験から、「デジタル技術で手書きを効率的に実現できないか?」と考え、調査を開始。


課題だらけのスタート

調査の結果、手書きロボットの存在を知り、導入を決意。
しかし、そこには大きな壁がありました。

海外製で、マニュアルもサポートもすべて英語。
マシン専用の文字データが必要。
日本語書体データは市販されていない。
「このままでは、日本の企業が安心して使えない」
そう考え、私はすべてを自分で作ることにしました。


ゼロからの挑戦

マシン用日本語書体データを独自開発、
日本語マニュアルを一から制作、
問い合わせはすべてペンロボ屋さんが対応。

特に、日本語書体データの制作は困難を極めました。
線の順序を整え、書き順を再現し、何度も試作を繰り返す日々。
「書体がなければ、手書きマシンがあっても意味がない」
そう思いながら、挑戦を続けました。


そして、2024年1月 ペンロボ屋さん開始

すべての課題を解決し、
「ペンロボ屋さん」(旧:自動手書き屋さん)として、
手書きマシンの販売・レンタル・文字制作サービスをスタートしました。

日本の企業が安心して手書きマシンを使えるサービス

・日本語対応の手書きマシン
・マシン用日本語書体データ
・日本語マニュアルと安心サポート

それが、ペンロボ屋さんなのです。


ペンロボ屋さんは、手書きプロセスはロボットによりデジタルで効率的に行われ、そのアウトプットは印象の良いアナログ。ロボットが実際にペンを持って書いているのですから、質感は手書きそのものです。この相反するデジタルとアナログの双方の利点を最大限に活かすペンロボ屋さんのコンセプトは非常に面白いと考えています。様々な業種で導入されております。気軽にお問い合わせください。

takamari/ペンロボ屋さん
水正 貴彦

ペンロボ屋さん沿革

2023年
  • 検証用手書きマシン導入・検証
  • マシン用日本語書体の研究
2024年
  • 1月 手書きマシンの販売、レンタル、マシン用文字制作サービス開始
  • 2月 札幌商工会議所 不動産イノベーション展示会 出展
  • 8月 筆跡複写サービス開始
  • 9月 日経MJ 掲載
2025年
  • 1月 札幌商工会議所 業務改善EXPO 出展
  • 1月 TVhテレビ北海道、5時ナビ放送
  • 1月 北海道NHKニュース放送
  • 2月 書体サービス開始 しっかり書体優しい書体の「Stdライセンスリリース
  • 3月 北海道建設新聞 掲載
  • 3月 女性書体1、「女性書体2」、女性書体3リリース
  • 3月 書体サービス、上位プラン「Proライセンス」リリース
  • 4月 北海道住宅産業新聞 掲載
  • 4月 サービス名を自動手書き屋さんからペンロボ屋さんに変更
  • 6月 ペンロボ屋さん商標登録